転職活動を始める以上、採用されるために避けては通れない、一発勝負の面接に対し、苦手意識を持つ人も少なくありません。ついつい想定問答集ばかりに囚われがちですが、第一印象が大切である点は、案外見落とされているようです。実は話の内容よりも、身だしなみや表情や態度といった、見た目の印象が合否に与える影響は大きいのです。
そのため、例えば清潔感がない、挨拶ができなかったり声が小さい、人の話を聞かないなどといった場合などには、面接官の評価が低くなってしまいます。誰しも緊張するとはいえ、想定問答集などに頼るあまり、面接官の質問の意図を理解して、適切な答えを考えて発言するのではなく、丸暗記の答えを唐突に話し始めたり、面接官の話を途中で遮ったりすると、それだけで「人の話を聞いていない」と判断されてしまうので要注意です。また遅刻も厳禁です。仮に交通機関の遅れや、やむを得ない事情があって遅れる場合でも、早めに連絡を入れるようにしましょう。
面接官は、短時間に決断を下すために、ある程度チェックするポイントを決めています。例えば外見に清潔感があり、立ち居振る舞いやマナーから好印象を受けるかどうか、というのは基本ですが、その他にも、社会人として適切な言葉遣いや話す内容が論理的かどうか、そして志望動機が明確か、また求めるスキルや知識や経験があるか、などです。
更にその上で、他の人にはない能力や専門性があるか、視野の広さや人間性、将来性があるか、また協調性があり、一緒に働きたいと思える人かどうか、などを見極めます。
面接日時が決定したら、その前日までに、ホームページや求人情報で、応募先企業をイメージしておきましょう。そして志望動機など、よく聞かれる質問には、あらかじめ回答を練っておきます。面接場所までの経路や所要時間や連絡先などは、充分確認しておきましょう。当日の持ち物や、服装や身だしなみのチェックも忘れずに行います。
面接当日は、余裕を持って到着し、5分前ぐらいには受付を済ませましょう。2回ドアを軽くノックし、「失礼します」と声を掛けてから、後ろ手にドアを閉めて入室します。面接官に「よろしくお願いします」と挨拶をし、面接官から「お掛けください」などと指示されてから、着席します。後は面接官の指示に従ってハキハキと質問に答え、最後に「何か質問はありませんか」と尋ねられたら、事前に準備しておいた質問で、知りたい情報を引き出しましょう。面接が終了したら、「ありがとうございました」と一礼し、退室する際にも軽く一礼して部屋を出ます。
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